5代目拍手お礼小説 25000hitキリリク
yumi様より「トモオミラブラブ度アップ(18禁)」トモ嫉妬・誤解絡み


「トモ」
「ちょっと待って…、うちに、電話するから」
もう一度キスをしようとするオミを止めて、ポケットから携帯を取り出した。
自宅の番号を呼び出して、出た母親に遅くなると告げる。宿題と夕飯をオミと済ませてからと言ったけど、今日の宿題は学校で出されたものではなくて、オミとの間に発生した宿題だ。
ちゃんと解いておかないと、今日は帰れない。

通話を終えて携帯をしまうと、待ち切れないというようにオミが口づけてくる。
今度はついばむようなキスではなく、ぴったりと唇をつけて舌を滑り込まされ、口内をなぞられた。
「ん…っ、ふ、」
どさ、とベッドに押し倒されて首筋に吸い付かれようとした時、俺ははっとしてオミを押し返した。
すっかりその気になっていたであろうに押し返されたオミは、眉を下げて俺を見下ろす。
「ご、ごめん、あの、先にシャワー浴びたい…」
今日は朝から全速力で走ったし、結構汗をかいている。それに…
「そっか、俺は気にしないけど…じゃあ、トモ先に」
オミはばつが悪そうに頭をかいて、いつもそうするように俺を先に促す。
起き上がった俺は、オミの腕を掴んで意を決して口にした。
「その、時間ないし、…一緒に…」
かあっと頭に血が上ったのが分かった。オミの顔を見られない。
オミの腕を掴んだ手を引かれて立ち上がった。

脱衣所に入ると、オミはさっさと自分の服を脱いで浴室に入っていった。
一度扉を閉めて、もう一度開けて「早く来てな」と一言。
シャワーの音がし始めて、俺も急いで服を脱いで扉に手をかける。そっと開けると温かい湯気がわっと流れて来て、浴室の温度が下がらないように慌てて入って閉めた。
「うわっ…」
一息つく間もなくシャワーのお湯をかけられて目をつぶった。オミの笑い声が聞こえて目を開けると、
「もう、何すんだよっ」
シャワーを奪い、オミの頭から容赦なくかけてやる。オミも負けじと奪い返そうと手を出してきた。狭いところでしばらく逃げ回ったものの、シャワーヘッドごと手首を掴まれ、もつれながら壁にぶつかった。
「ほら、捕まえた。観念しろ」
空いた手で濡れた髪をかき上げながら、オミが迫ってくる。はじめはふざけて笑っていた俺だったが、目の前まできたオミの顔にどきりと胸が高鳴った。
「…ん」
浴室内に、出しっ放しのシャワーの音とキスの音が響く。唇が離れて見ると、オミの顔が上気しているような気がした。
しばらく見つめ合っていると急に気恥ずかしくなってきて、お湯がもったいないとか言いながらシャワーを止める。きゅ、とコックを締めて、代わりにスポンジを手に取った。
「オミ、背中流す?」
「ああ」
聞いてみれば大人しく椅子に腰掛けたオミの背後に回って、スポンジにボディソープを取って泡立てると背中をゆっくり擦り始める。
他人の背中を流すなんて、旅先で小学生の頃に父親と一緒に温泉に入った時以来じゃないだろうか。
「俺、誰かと一緒に風呂に入るの久しぶりだなー…」
オミも同じ事を考えていたのか、気持ちよさそうに目を閉じてぽつりと呟く。
ちょっと勇気が要ったけど、一緒に入ろうと誘ってみてよかった。
嬉しくなって、より丁寧に背中を擦る。十分やったところで再びシャワーからお湯を出し、泡を流した。
「オミ、こっちも」
もっと色々してあげたくなり、今度は前に回ってオミの腕を取る。手の先から肩まで洗って、反対の腕も。
「はは、楽だな」
オミは俺にされるままに洗われながら、楽しそうに笑っている。
広い胸にスポンジをあてて、少しずつ下に向かって洗って行く。いつの間に鍛えているのか引き締まった腹筋を過ぎ…
「あ」
とにかく「オミの体を洗う」ということに夢中で忘れかけていたけれど、脚の間にあるものを見てはっとした。 俺たちが今ここにいる理由。
セックスの前にシャワーを浴びているんだった…
「もういいよ、代わろうか」
黙り込んだ俺に気を使ってか、オミが俺の手からスポンジを取って椅子から降りようとする。
「待って…まだ」
俺は泡のついた手で、オミの分身にそっと触れる。
「ここも、洗わないと」

何を言ってるんだろう、俺。
初めての状況で、妙に大胆になっているみたいだ。

まだ柔らかいそれを、両手に包んで根元からゆっくり擦り上げた。
俺が手を動かす度にくちゅ、くちゅ、と音がして、少しずつ硬くなってくる。
上から聞こえるオミの息づかいも、徐々に熱を帯びて来た。
気を良くして、手の動きを速めていく。指の腹で先端をぬるぬると弄ると、オミの腹筋にぐっと力が入った。
「っ…」
オミが息を詰める。さらに手を動かすと、ボディーソープの香りに混じって性の匂いが鼻腔に届くようになる。
泡で分からなくなっているけど、先走りが溢れてきているんだろう。そう思うと興奮して、俺の体も昂ってきた。
手の中のものは熱く反り返って、ビクビクと脈打っている。このまま射精を促そうと懸命に擦っていると、
「は…っ、も、いい」
腕をぐっと押さえて止められてしまった。
「今、イッたら腰抜けるから…」
熱に浮かされたような表情で言うと、オミは俺の腰を上げさせて膝立ちにし、自分も椅子から降りて俺と向き合った。
「交代」
俺の腰を抱いて、背中にスポンジを滑らせる。
「あ…あ、あっ」
密着した体の間で、息づいたものが互いに触れる。背中に触れるスポンジの僅かなざらつきにも感じてしまって、思わず声が漏れた。
オミが耳元に唇を寄せ、囁いて来る。
「そんな声出すなって…上がるまで我慢…な?すぐ済むから」
「んっ、う、ぅ」
必死に抑えようとするけれど、どうしても鼻から抜けるように喘いでしまう。オミはいつの間にかスポンジを手放して、掌で直に俺の肌を撫で回していた。
あまり肉がついているとも思えない尻を揉むようにして、指先が割れ目の間に滑り込む。
「あっ、あ、そこは、あっ」
「…ここも、洗わないと」
俺の台詞を返して、オミの指はぬるぬると上下した後、ぐっと後孔に埋め込まれた。
ボディソープのぬめりで、そこはあっという間に指を飲み込んで行く。ぬぷっ、ぬぷっと抜き差しされ、膝が笑った。
「すごい、熱い…」
「んぁっ」
後ろからでは動かしにくいのか、一度ずるっと指を抜き出すと、前から脚の間に手を差し入れて再び指を侵入させた。
今度は2本。…きっと2本だ。ここで慣らして、上がったらすぐに体を繋げるつもりなんだろうか。
「あ…っぁっ、あ、あ」
期待に勃ち上がる俺自身からは、とろとろと蜜が流れ落ちた。

BACK← →NEXT


長編メイン/スピンオフ/短編・拍手お礼/お題
サイトトップへ


広告が表示された場合はレンタルサーバーによるものです。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送