オミが感じていることに気を良くしたまま、唇で先端を挟み込む。奥まで滑らせて口の中に収めると、オミが喉を震わせるのがわかった。
「ん…んっ、ん……」
じゅぷ、じゅぷ、と音を立てながら顔を上下させ、溢れるものを吸い取って飲み下す。繰り返すうち、オミのものは口の中で大きく育って行く。
「は…ぁ、気持ちー…」
その声にちらと視線を上げると、オミは恍惚とした表情で俺の口淫を見下ろしていた。たまらない高揚感がゾクゾクと体を駆け上がって行く。
さらに激しく顔を動かしていると。
「んふっ…?」
毛布の隙間からオミの手が入り込んで、俺のものを握り込む。
「あ、やっ…ぁあ…」
見えないところで与えられる快楽に、一気に意識を持って行かれてしまう。オミのものから口が離れたが、必死に舌を伸ばして絡めた。
「あ、あ、んむっ…う…!」
顎を掴まれ、猛ったものを突き入れられる。喉の奥まで入ってきて、生理的な涙がじわりと滲んだ。
「ん、んんっ、んぅ、ん…っ」
「っは…トモ…」
オミの腰が前後に揺れる。ずるりと抜け出てはまた押し込まれるモノに口内を犯され、自分のものはオミの手に犯され、倒錯的な快感に支配されて行った。
流されそうになりながらも口内を出入りするものを懸命にしゃぶって、射精を促す。
「は…イキそ…」
「んっ…!」
ずるっと、勢いよくそれが引き抜かれる。追い縋ろうとした途端、オミの手が俺のものを激しく擦り上げた。
「あっ、あっぁダメ、出ちゃう、っイク!あ……っ!」
興奮していた俺の体は一気に追い上げられ、あっという間に白濁を吐き出した。
「…っ、」
「ぁ、あ…」
一呼吸置いて、生暖かいものが俺の頬から顎に降り掛かった。
指先で掬うと白い粘液が絡み付いて、それがオミの精液だと悟る。
「ん……」
ちゅぷっと指先を舐ると、あまりに青臭い性的な味に全身がぶるりと震えた。

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